MUSISION LIFE

玄関から3秒で歌える部屋へ。ミュージションを3回住み替えた先にあったもの

兼業ミュージシャン / ミュージション
青山ゆこさん

24時間音楽演奏が可能な防音マンション「ミュージション」の部屋を訪ねて、“音楽のある暮らし”をのぞき、その魅力を語る企画。第32弾は、編集部がミュージションスタッフの千(チョン)とともに、ミュージションのとあるお部屋にお住まいの兼業ミュージシャン、青山ゆこさんに会いに行きました。

仕事と両立しながら、バンド「CAFUNÉL(カフネル)」のボーカル兼フルーティストとして活動するほか、作曲もするゆこさん。実は、ミュージションでの暮らしはこの部屋で3物件目。気になるミュージションと出会うたびに引越しを重ね、こちらのミュージションに辿り着きました。「今の部屋が最高の環境」と語るゆこさんの暮らしは一体どんなものなのでしょうか?  住み替え続けたからこそ見えたミュージションの魅力や、音楽活動を持続するための心構えを聞きました。

玄関に入って3秒で歌える

ゆこさん千さん、いらっしゃい。お元気ですか?

先日はCAFUNÉL」のライブにお誘いくださりありがとうございました。生のバンドサウンドにワクワクしました!

ゆこさん千さんは日本のロックバンドがお好きなんですよね。私たちのバンドはまた異なるジャンルですが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。

ゆこさん(左)とミュージションスタッフの千(右)。入居前後のことを思い出しながら語り合う。

それにしても、綺麗に整えられていますね。

ゆこさんもともとそこまで物を多く持たないタイプなんです。それに収納用のクローゼットがゆったりとしているので、しっかり収納できる。フロアに物を置かずにいられるのはありがたいですね。

イエローとブルーを基調としたレトロポップなインテリアがアクセントになっている。

編集部ゆこさんはバンド活動に力を入れるために、ミュージション内での住み替えを続けているそうですね。

ゆこさんそうなんです。今の部屋で3物件目ですね。

ミュージションのなかで「気に入ったから違う物件に引越したい」と2物件目を希望する人はいるけれど、3物件目という人は珍しいですね。

編集部ずばり、ゆこさんにとってミュージションの魅力とは?

ゆこさん帰宅してすぐに演奏ができる環境ですね。玄関に入って防音室の扉を閉めるまでの3秒で歌って演奏できるのが最高。この気軽さがあるから、わざわざスタジオに行かなくてもいいのは本当に楽ちんですね。それに音の反響もちょうど良い。人によっては部屋に吸音材を設置する場合もありますが、私はその必要がないなと感じました。収納スペースが十分あるので生活用品を仕舞えるし、部屋の間取りがほぼ正方形で反響のバランスが均等なので、レコーディングにも最適だと感じています。ミュージションのなかで引越しをくり返してたどり着いたのがこの部屋なので、とても快適です。「今が最高!」と胸を張って言えます。

デスク上には録音機材とキーボード。ここで作曲と録音を行う。大型機材は持たず、必要最低限でシンプルに。

私の「ベスト・オブ・ミュージション」を探して

編集部ミュージションご入居以前はどんな環境で練習していたのですか?

ゆこさん防音性能のない賃貸マンションに住んでいた時は、ダンボール製の簡易防音室を置いてフルートを演奏したり、歌を歌ったりしていました。ただ、圧迫された空間で息苦しいし、防音室とはいえ音が漏れる。そして、ダンボール材なので壊れやすい。引越しのたびに運ぶのが億劫でしたし、引越し業者さんも躊躇されていることが気がかりで……。いつかは防音性能が備わった場所に暮らしたいとずっと思っていました。

編集部ミュージションはどのように出会ったんですか?

ゆこさん知人に「ミュージションっていう防音賃貸マンションがあるよ」と教えてもらったことがきっかけでした。当時は防音マンション自体が珍しく、どんなものかイメージがなかったんです。それでホームページを見たらデザインが素敵だし、防音性能も高そう。「これは良いな」と思ったんです。職場へのアクセスを踏まえて小田急線沿線で探したいなと、「ミュージション登戸」の賃貸希望者のウェイティングリストに登録。半年後に入居して、1年ほど暮らしました。

編集部その後、また別のミュージションに引越されたんですよね。

ゆこさん部屋の環境にはとっても満足していたんです。カウンターキッチンがあっておしゃれな部屋だし、いつでも演奏できて、防音性能もばっちり。簡易防音室みたいな息苦しさもなくて快適でした。ただ、もう少し都心に近い物件に住みたかったことと、できたら新築マンションに住みたいなという気持ちもあった時に、同じ沿線上に「ミュージション世田谷経堂」がオープンすると知って、またウェイティングリストに登録しました。

編集部更なる環境のアップデートですね。

ゆこさんそもそも空室の募集が出るタイミングって限られているじゃないですか。特にミュージションは入居希望者がとても多い。だから、私は気になる物件の募集が出た時にすぐにウェイティングの登録をできるように、自分の個人情報をスマートフォンのメモ帳にまとめておいているんです。空室募集が出ると、すぐにメモ帳から情報をコピー&ペーストして、ささっとウェイティング登録をする。狙った部屋を手に入れるためのちょっとしたコツですね。

編集部もはや、ミュージション入居のマスターですね!

しかも、「ミュージション世田谷経堂」ではゆこさんが1番目のウェイティングに入られたんですよ(笑)。あの時の申し込みの早さは今でも覚えています。

スタッキング式の収納棚には雑貨屋で見つけたお気に入りの小物たちが並ぶ。
アンリ・マティスのファンだというゆこさん。そのなかでも「切り紙絵」が一番好きだそうで、ピクチャーレールにはお気に入りの作品が飾られている。

ゆこさんおかげさまで入居が決まり、「ミュージション世田谷経堂」では半年ほど暮らしました。ただ、暮らしながらも「より自分が心地良いと思う部屋はないか?」と探し続けていたんですよね。その時、バンドメンバーから「駅近の新築ミュージションの募集が出るらしい!」と教えてもらったんです。

バンドの皆さんとは一緒にミュージションスタッフが演奏したり、弊社主催のライブにも出演いただいたりと、音楽を通じた関係が続いているので、自然と情報が入ったのかもしれませんね。

ゆこさんバンドメンバーが聞いてきた情報をもとに、今暮らしている物件のウェイティングリストに登録し、めでたく入居が決まりました。自分の理想である「静か」「快適」「新築」「駅近」という条件が全て揃い、これ以上ないのでは、という満足感があります。

キッチンにもこだわりのレトロ家電が並ぶ。

引越しも音楽も「やってみよう」と軽やかに挑戦する

編集部音楽との出会いはいつ頃だったんですか?

ゆこさんフルートとの出会いは小学校6年生の時。学校のクラブ活動で1年間だけ経験しましたが、中学と高校時代は全く触れていませんでした。大学後半で一時的に再開したものの、その後も長いブランクがあったので、実際にはキャリア5年くらいですね。歌も大学時代から始めて、今とは別のバンドに参加してコピーを歌っていました。特に楽器は誰かに習う人も多いなか、ずっと独学という珍しい歩みだったと思います。

自室でフルート演奏をできることが喜び。フルートは楽器がコンパクトなため収納に困らない点も気に入っている。

編集部CAFUNÉL」に参加したきっかけは?

ゆこさんボーカルをしていたコピーバンドが解散した後、しばらくソロで曲を作っていましたが、またバンドで歌いたいなとバンドメンバー募集サイトに登録しました。そこで「CAFUNÉL」の結成メンバーを探していたバンドマスターに声をかけてもらって初期メンバーになったんです。その後、フルート担当がバンドを抜けてしまったため、自分がフルートも吹くことになりました。ブランクがあったので全然上手くできないことは分かっていたけれど、バンドマスターが「ゆこさんのフルートはちゃんと歌えているから伸びしろがあるよ!」と言ってくれて、それが励みになりましたね。バンドとしてやるなら本気でやろうと、初めてプロのレッスンも受けました。今はバンドの作曲も手掛けています。

編集部え、作曲にも挑戦しているんですか?

ゆこさんそうなんです(笑)。結成後しばらくはカバー曲を中心に演奏していたのですが、2019年ごろからオリジナル曲を作り始めたんです。最初はバンドマスターが曲を作っていましたが、今は私も半数以上の曲を作っています。「CAFUNÉL」名義で私が作曲した曲が世に出たのは2021年のことでした。

編集部作曲も独学ですか?

ゆこさんそうですね。大学時代に作曲ソフトを使ってぽんぽんと気軽にフレーズづくりを始めたんですが、商業作曲家の方に聴いてもらう機会があって「いいね、これ」と褒めてもらったんです。それが嬉しくて1曲完成させました。以降は面白くなって作曲にものめり込んでいきました。

ボーカルにフルートに作曲まで手掛ける。専用ソフトを使って自室で作曲活動も行う。

編集部お話を聞いていると、引越しと同じくらい、バンド参加も、楽器再開も、作曲も軽やかに挑戦していますね。未経験のことに躊躇したりすることはありませんでしたか?

ゆこさんとにかく好奇心が強いので、躊躇する気持ちよりも勝っているんだと思います。失敗したら辞めればいいし、「違うな」と思ったら方向転換すればいい。「ちょっとやってみよう!」という気持ちが行動の原動力です。

これからの音楽家スタイルは「兼業」で持続性を高める

バンド「CAFUNÉL」のボーカルのほか、ソロシンガーとしても活動する(撮影:しょうたろう)
ツインボーカルとホーンセクションの音色が魅力的な8人編成のバンド(提供写真)。

編集部普段バンドの練習はどのようにしているんですか?

ゆこさんメンバーは30代の社会人が中心なので、活動スタイルは週末が多いですね。結成当初のメンバーはとある大学の軽音部のOBがほとんどで、メンバー募集サイト出身者は私だけなのですが、転勤や育児などでメンバーが抜けるごとにOBのご縁などで新たなメンバーが加わって今に至っています。このバンドの良いところは、大家族のようにたくさんの人がゆるく繋がっていること。30代になるとライフイベントが増えて、暮らしも仕事も変化していく。だからいつでも休んだり戻ったりしてもいいよ、という感じでやっているんです。

編集部戻る場所がある、って安心しますね。

ゆこさん会社の福利厚生と同じですよね。今も育休を取っているメンバーが2人います。バンドの活動は9年目になりましたが、ずっと持続できているのはこのお陰もあると思います。常に顔を合わせるほどの近さではないけれど、みんな家族のように支え合っています。ライフステージの変化が多い30代中心のバンドらしさなのかもしれません。

編集部バンドを続けていく秘訣のようなものはあるのでしょうか?

ゆこさん音楽を追求すると、どうしても「音楽だけ」の活動になりがちですが、そうすると資金の面で生活がままならないということが多いんですよね。これが音楽業界の悩みだと思っているんです。バンドの持続可能性を考えると、専業ではなく兼業でのプロ活動というのもひとつのよい選択肢なのではないかと思っています。私たちはライフイベントの重なる30代の社会人が大多数なので、自分たちの仕事と音楽活動を心地よく両立できることを大切にしたんです。

音楽の活動スタイルも多様になってきているんですね。

ゆこさんプロミュージシャンといっても、必ず音楽だけで食べていこうとする必要はないと思います。兼業、あるいは複業というスタイルは今後もあるべきなのではないでしょうか。だから私は「兼業ミュージシャン」と名乗っていますし、持続可能性と商業的な成功の両立を目指しています。

素晴らしいですね! 今後の目標はありますか?

ゆこさんビルボードライブみたいな大型ライブハウスに出演できるくらい、有名になりたいです!

「音楽活動の持続可能性」を追求しているゆこさん。軽やかに変化をしていくことで、自分自身はもちろん、バンドメンバーの心地よさを優先している姿が印象的でした。その軽やかな変化をこれからもミュージションは支え続けていけたらと思います。もしかしたら、どんどん進化するゆこさんが4回目の引越しをする日が訪れるかもしれませんね。


企画:株式会社リブランマインド
文:永見 薫
編集:tarakusa
写真:丹野雄二(提供写真以外)

♪info♪
2026年3月に青山のライブハウスでCAFUNÉLのイベントが開催されます。ぜひ大家族が奏でる心地よさに包まれてください。

イベント名:CAFUNÉL presents「PORTO GENUINÉ vol.2」  w/ 空間工房
日時:2026年3月21日(土)
会場:青山 月見ル君想フ
時間:11:30 OPEN / 12:00 START
料金:前売 ¥2,800 / 当日 ¥3,300(+1ドリンク¥700) 配信 ¥2,500
【会場用】チケットのご購入はこちら
販売期間:2026年3月20日(金)23:59
【配信用】チケットのご購入はこちら

販売期間:2026年3月27日(金)21:00(※アーカイブ配信は3/27 23:50まで)

CAFUNÉL 公式リットリンク
青山ゆこ 公式リットリンク

 

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