【イベント】音楽講師のコロナ禍における悩み、工夫とは

イベント2020年4月29日

こんにちは!24時間楽器演奏可能賃貸マンション<ミュージション>の戸口木綿子です。

昨日、ミュージションで音楽教室を開かれている先生や、過去ミュージション主催のセミナーにご参加いただいた先生、スタッフのお友達先生とZoom交流会を開催しました♪

みなさま、ご参加いただきましてありがとうございました!

コロナ禍で音楽教室は今どういう状況でレッスンをしているのか、していないのか。

先生方の悩みは。

オンラインレッスンにしてよかったこと、困っていることなど、昨日いただいたご意見をまとめてみました!

是非ご参考になさってみてください(^^♪。

 

1、それぞれの現状共有

【オンラインレッスンへの移行の現状】

(休会者増加)

・ボーカルはオンラインレッスンが難しく、総生徒数の多くが休会。

・ピアノは小さなお子さんの保護者は協力的な方が多い中、スマホやiPadを子供に触らせたくない、アプリ等に明るくないために休会となった方も。

・家族が同じ部屋にいる時間が多い今、リビングに楽器が設置されている場合、家族やリビングを映したくない、家族に聴かれたくないという声もある。

・休会者への月謝減免対応に苦慮。受講者も満額はいただき辛いが、講師陣もオンライン対応の時間・機材費等かかっており、収入減はつらい。

◎月謝を減らさずに生徒側の満足度を高めるため、レッスン動画の提供(繰り返しみられるメリット)。

◎レッスンの振替かオンラインかを選べる2択にしたことで、休会者は出なかった。

◎オンラインレッスンのメリットを事前に伝える(語彙力アップ、最後まで話を聞けるようになるetc.)。

 

(指導上の苦悩から考えた工夫)

・音高受験生や大人の生徒など、難易度の高いピアノ曲のオンラインレッスンが難しい。

・電子ピアノの音が聴き取れないことがあり、細かい指導は断念せざるを得ない。

・講師と生徒同時にしゃべると、カオス。

・レッスンが続くと、スマホやiPadの充電が大変なことに。

・家庭の通信環境に影響され、オンラインレッスン中突然早回しのようになってしまったことも。

◎1レッスン内の演奏時間と座学時間の比率を変え、座学(楽典、ソルフェージュ)時間を多くする。

◎リアルタイムでの指導はタイムラグや音圧差がうまれるため、生徒に演奏を動画で撮影してもらい、それを提出してもらうことで指導する。

◎「先生の話を聞いてから発言してね」など、どちらが話すかのルールを決めたことで、先生の話を最後まで聞いてくれるようになった。

◎講師側はミュートにし、しっかり生徒の音を聴く。

◎iPhoneの二股充電ソケット、3方向で撮影できるような機材体制等を整える。

 

(オンラインレッスン、何を使ってますか?)

・Zoom: 40分の時間制限が有効。絶対に40分以内で終わらせなければいけないことで、タイムマネジメント力があがる。スケジュール管理しやすい。タイムラグ起きやすい?

※教育者への時間制限は解除されるようです!

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

 

・Skype: 同一URLを全生徒に共有し、時間になったら入ってきてもらうことで、普段のレッスンのように前後の生徒さんとWEB上で顔を合わせることもでき、精神の安定がはかれる。外部からの刺激を重視。アカウント登録不要に?

https://www.skype.com/ja/

 

・LINE動画: タイムシフト再生されてしまったことがある。スマホで閲覧する人が多く、3方向の画像などはそれぞれの枠が小さくなり見辛いので、注意。音質は問題なし。

 

Facetime、Facebookメッセンジャーも◎

 

(大手音楽教室の対応)

・休業補償はあるが、月や会社によって割合はまちまち。

・オンラインレッスン推奨するところもあれば、そうでないところも。生徒退会防止に企業HPで講師メッセージ動画を掲載するなど、対策は多少している?

・引き抜きや講師個人から生徒への直接アプローチを禁じられている場合が多く、コミュニケーションもままならない。

 

2、これから講師に必要な情報、考えなければならないことは

・政府、自治体の助成金情報。金融政策。とにかく申請方法がややこしくて、現状申請している先生は一人もおらず。

ex)東京都の動画文化支援等

https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/bunka/katsu_shien/0000001441.html

ミュージションHPや今後の交流会でもご案内してまいります!

・環境の見直し。機材をそろえる(スマホスピーカー等)、防音環境。

・動画チャンネルには今後演奏や指導動画が増えてくる。他者との差別化をはかり、これまでとは違ったファン層、生徒層の拡大が期待できるかも。

・HPの整備。見られる情報の提供、オンラインレッスンフローの紹介等。

 

たった2時間ではありましたが、解決しなければならない課題はある一方で、これまでとは違った試みにチャレンジしたり、生徒層拡大のチャンスも潜んでいたりと、明るい未来も見えてきました。

 

この音楽講師交流会は、今後も定期的に開催予定です!

参加を希望される方は、ぜひお気軽にご連絡ください♪

 

 

株式会社リブランマインド ミュージション事業部

東京都板橋区大山町17-4

03-3972-0601

火曜・水曜定休(祝日営業)